【参加報告 後編】おうち英語の先にあるものとは?~フォーラムに参加して改めて考えた、MKが目指す英語教育~

早稲田大学「おうち英語オープンフォーラム」の参加報告 後編です。

▼前編はこちら

岩田
岩田

後編もお付き合いありがとうございます!

前編では、おうち英語実践者の方々や研究者の先生方のお話をご紹介しました。

後編では、

・おうち英語慎重派として知られる、慶應義塾大学名誉教授 大津由紀雄先生のお話

・「おうち英語」と「アカデミックな英語」の関係

・フォーラムに参加して改めて感じた、MKの役割

について書いてみたいと思います。


「英語ができる子」より「ことばに敏感な子」を育てる

今回のフォーラムで、始まる前から少し気になっていたのが、大津由紀雄先生の講演でした。

大津先生は、幼児期からの英語教育に対して慎重な立場を取られていることで知られています。

そのため、「ガチ勢」と呼ばれるおうち英語実践者の方々との間で、対立するような雰囲気になるのではないかと勝手に想像していたのですが、実際には全くそんなことはありませんでした。

むしろ、大津先生のお話はとても温かく、聞いている人を惹きつけるものでした。

先生が繰り返しおっしゃっていたのは、大切なのは「英語ができる子」を育てることではなく、「ことばに敏感な子」を育てることということでした。

また、

・学びに臨界期はない

・どの時期に始めても、その時期ならではのメリットがある

・子どもの思考を支える土台は母語によって築かれる

というお話も印象的でした。

そして先生の考えを押し付けるわけではなく、

「おうち英語も家庭教育の一つ。ご家庭が責任を持って決めればよい」

と締めくくられていたのが、とても印象に残っています。

賛成か反対かではなく、問題提起をしながらも、最終的には保護者の判断を尊重されていたところに、大津先生の懐の深さを感じました。

おうち英語の延長線上にアカデミックな英語力はあるのか?

最後のトークセッションでは、

「おうち英語の延長線上に、仕事や研究で使えるようなアカデミックな英語力はあるのか?」

というテーマが話題になりました。

九州大学の先生は、

「おうち英語とアカデミックな英語は別物であり、後者を身につけるためには地道な努力が必要」

とおっしゃっていました。

確かに自然に英語に触れているだけで、高度な読解力や論理的な文章を書く力が身につくわけではありません。(日本語で考えても一緒ですよね。)

しかし私は、「まったく別物」というよりも、

「意識的につなげていくことで、その先にアカデミックな英語力がある」

と理解しました。

幼少期に培った「英語は楽しい」「英語に抵抗がない」という感覚。

そして、その上に

・多読

・文法学習

・ライティング

・英検対策

といった学習を積み重ねていく。

そうすることで、英語で本を読み、ニュースを理解し、自分の考えを論理的に伝える力へと発展していくのではないかと思います。

おうち英語にも、その先にはさまざまな道がある

おうち英語のゴールも、ご家庭によってさまざまです。

・英語で動画や本を楽しめれば十分

・英検を頑張ってほしい

・将来的に留学したい

・インターナショナルスクールへ進みたい

・大学受験や仕事で使える英語力を身につけてほしい

どれも素晴らしい目標です。

そして、そこに「正解」はありません。

おうち英語の先には、

・多読を通してアカデミックな英語につなげる

・文法中心の塾へ切り替える

・インターナショナルスクールへ進む

など、さまざまな選択肢があります。

それぞれのご家庭が目指す姿によって、選ぶ道も変わってくるのだと思います。

私自身のちょっとした後悔

実は、我が家では「おうち英語」をしてきませんでした。

そのため、「英語=楽しいもの」という感覚を自然に育ててあげられなかったことは、少しだけ後悔している部分でもあります。

もちろん、子どもたちは英語が嫌いではありません。

英検も順調に進んできました。(長女は2級レベルまで、次女は3級までそこまで苦労せずに辿り着きました。)

しかし、自分から英語の本や動画を楽しみに行くタイプかというと、そうではありません。

長女とアメリカに行った時も、長女は積極的に現地の人に話しかけるというよりは、少し英語環境に戸惑っている様子でした。

でも、それもまたその子の個性。

親がどれだけ環境を整えても、最終的には本人の性格や興味による部分も大きいのだと感じています。

「もし小さい頃からおうち英語をしていたら…」

考えても、結局は「たられば」に過ぎません。

大切なのは、自分が選んだ道を正解にしていくこと。

我が家はこれからも細く、でも長く、英語と付き合っていってくれたらいいなと思っています。

フォーラムに参加して改めて感じた、MKの役割

今回のフォーラムに参加して、改めて強く感じたことがあります。

それは、

多読を土台として、最終的にはCEFR B2レベルの英語力につなげていくこと

これが、MKの役割だということです。

本校には、

「絵本で楽しく英語に触れてほしい」

という思いで入会される方もいれば、

「おうち英語をしてきたけれど、そろそろ読み書きもしっかりできるようになってほしい」

という方もたくさんいらっしゃいます。

また、

「英語耳を育てたい」

「英語を好きになってほしい」

「将来のアドバンテージになれば」

というお気持ちでスタートされる方も少なくありません。

だからこそMKでは、

「聞ければいい」

「文法はめちゃくちゃでも話せればいい」

とは考えていません。

レッスンの中で講師が間違いをきちんと訂正するのも、その先にあるアカデミックな英語力につなげていきたいと考えているからです。

今回登壇されていた先生方も口をそろえて、

「座学を無視して上達することは難しい」

とおっしゃっていました。

私たちの使命は、

多読という楽しい入り口を大切にしながら、

その先の文法やライティング、そしてCEFR B2レベルの英語力へと橋をかけていくこと。

そんなことを改めて考えるきっかけとなった、とても充実したフォーラムでした。

たまにはこうした勉強会に参加して、さまざまな立場の先生方の考えに触れることも大切ですね。

また面白い学びがありましたら、皆さんにも共有したいと思います。

熱く語ってすみません(笑)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


<その他・おまけ> 会場で紹介されていたもの

★STEAMS LAB JAPAN(STEAM教材の開発・販売)

「好き」を見つけて、「得意」を育む

STEAMS LAB JAPAN株式会社 – STEAM教育教材の開発・販売

→今回並行して実施していた子どもイベントを主催されていた会社。

いつかコラボできたらな~なんて思うくらい、子どもたちがとても楽しそうに活動していました!

★世界最先端STEAM教材

知的好奇心と思考力を自然に育む教材が毎月自宅に届く!

毎月異なるテーマが届くサブスク型実験キット。

日本語・英語で楽しめるマイクはかせの実験動画付き。

Groovy Lab in a Box(グルービーラボインアボックス)

世界最先端のSTEAM教材を毎月ご自宅にお届け! 

→我が子がもう少し小さかったら毎月取り寄せたかった!と思う教材

MK用にクーポンコードを発行していただきましたので、ご利用ください。

クーポンコード:magickey2026

★公開シンポジウム

「やる?やらない?おうち英語・バイリンガル育児を4つの視点から考える」@ 立教大学