【参加報告 前編】早稲田大学「おうち英語オープンフォーラム」

早稲田大学「おうち英語オープンフォーラム」に参加してきました!

~ガチ勢の実践と最新研究から見えてきたこと~

岩田
岩田

こんにちは。MKマネージャーの岩田です。

2026年6月、早稲田大学で開催された「おうち英語オープンフォーラム」に参加してきました。

今回のテーマは「おうち英語」。

ただし、一般的な「幼少期から少し英語に触れましょう」というレベルではなく、バイリンガル育児を目指して本格的に取り組まれている、いわゆる“ガチ勢”のお話が中心でした。

会場には研究者の先生方(おうち英語実践者含む)、そして熱心な保護者の方々が集まり、とても刺激的な一日となりました。

まずは前編として、【おうち英語実践者の取り組み】【最新研究から見えてきたこと】についてご紹介したいと思います。

※一部未公開の研究内容も含まれるとのことでしたので、私自身のメモをもとに概要をまとめています。

おうち英語実践者のリアル

「4人に1人はバイリンガルにならない」という研究からスタート。

最初に登壇されたのは、東京大学大学院工学系研究科の秋山先生。

生まれた時から二言語に触れていても、4人に1人はバイリンガルにならないという研究結果に興味を持ち、ご自身のお子さんにもおうち英語を実践されたそうです。

乳幼児期には、1日4~5時間の英語環境。

・語りかけ

・歌

・絵本

・英会話教室

などを組み合わせて取り組まれていました。

そして5~6歳頃からは、フォニックスや絵本の読みへ重点を移し、現在はプレイデートや外国人家庭との交流など、「実際に使う場」を大切にされているとのことでした。

5~6歳から文字の世界へ

特に印象的だったのは、

「5~6歳頃からフォニックスや絵本に力を入れるようになった」

というお話です。

MKでは「5歳になったらマジックキー」とお伝えしていますが、やはりこの時期は文字への興味が芽生えやすい時期。

それより下の年齢には、歌や読み聞かせなどインプット中心のアプローチが有効であり、年齢によって取り組み方を変えることの大切さを改めて感じました。

本校でも4歳~受講できるスタータークラスが開講して数か月が経ちますが、こちらはインプットメインのコースとなっています。たまたまですが、この先生が実践されていたもの全てを含んでいる内容になっていますので、方向性が間違っていないと確信を持てました。

スタータークラスについては、こちらで詳細をご覧いただけます。

スターターコースご案内資料

スターターコース動画ダイジェスト版

英語はまず「娯楽」でいい

九州大学の畔元先生も、ご自身のお子さんにおうち英語を実践されているそうです。

印象的だったのは、

・アカデミックな英語とおうち英語は別物。

・今は英語は娯楽枠でよい。

・英語を好きになるきっかけとしておうち英語をしている。

というお話でした。

そして、英語が好きなら、

・小学生以降のスタートでも十分間に合う。

・細く長く続けることが大切。

ともおっしゃっていました。この考えには私も大いに共感しました。

「ガチ勢」の平均接触時間は1日3時間

おうち英語をテーマに修士論文を書かれた村岡先生(英語教室主催)の発表では、

調査対象となった40名の平均的な取り組みとして、このようなデータが紹介されました。

なんと、かけ流しと動画だけで約3時間!!正直、この数字には驚きました。

しかし同時に、「バイリンガルを目指すなら、やはりこれだけの接触量が必要なのだろう」とも感じました。

一方で、目指すゴールはご家庭によってさまざまです。

本校では「まずは1日10分でも英語に触れる習慣を作る」ことを大切にしています。

バイリンガルを目指さなくても、

・英語が得意になる

・英検に挑戦する

・英語を嫌いにならない

それだけでも十分価値のあることだと思います。

おうち英語は効率が良いとは限らない?

今回のメインとなる早稲田大学・尾島先生の研究発表では、とても興味深いデータが紹介されました。

実は、「同じ英検級に到達するまでの総学習時間」を比較すると、おうち英語の子どもたちは、中高生から学習を始めた子たちよりも、約2倍の時間をかけているというのです。

つまり、「早く始めた方が効率が良い」とは必ずしも言えないということ。

理解力の高い中高生は、短期間で一気に伸びるケースも少なくありません。

この点については、MKでも同じような事例をたくさん見てきました。

小学校高学年や中学生からスタートしても、大きく成長している生徒さんは数多くいらっしゃいます。

一方で、早期スタートには発音面のメリットも

興味深かったのは、「発音については接触時間が大きく影響し、小さい頃から英語に触れている子どもの方が優位」という点でした。

また、「日本語の発達に悪影響はあるのか?」という疑問についても、インター以外の学校に通っている限り、国語力が低下するというデータは見られないとのことでした。

前編のまとめ

今回のフォーラムで強く感じたのは、「おうち英語=万能」ではないということです。

早く始めれば必ず成功するわけでもなく、遅く始めたら手遅れというわけでもありません。

そして何より、「どのような英語力を目指すのか」によって、必要な取り組みも大きく変わるのだと改めて感じました。

後編では、

・おうち英語慎重派として知られる大津由紀雄先生のお話

・アカデミックな英語力とおうち英語の関係

・フォーラムに参加して改めて感じたMKの役割

について書いていきたいと思います。

続きが読みたい!という方は、後編もお付き合いよろしくお願いします。

(後編の方がさらに読んでもらいたい内容になってます🙏)