ORCのBookwormsシリーズ、レベルによってはなかなか手強いな、でも名作もたくさんあるからぜひ読んでみたいな〜とお感じのMKキッズ・パパ・ママもいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、解説本を併用してORCの名作を楽しむ方法をこっそりお知らせしちゃいます。
どういうわけかAmazonのリンクを貼ることができません・・・気になる方はぜひ「物語、英語で読んでみない?」を検索してみてください・・・
目次
著者について
佐藤和哉(さとう かずや)先生 イギリスの子どもの本と、その日本への影響について、歴史研究と文学研究との両方の視点から考えてきました。文化を学ぶこと全般についても、ずっと興味があります。最近は、英語を学ぶうえで文学がどのように有効か、考えています。 日本女子大学文学部教授。単著に『〈読む〉という冒険 イギリス児童文学の森へ』(岩波ジュニア新書、2022年)、共著に『集いのかたち』(柏書房、2004年)、『近代イギリスを読む』(法政 大学出版局、2011年)、『教室の英文学』(研究社、2017年)、Robinson Crusoe in Asia(Palgrave Macmillan 、2022年)など。(Amazonより)
英語を勉強すること、とくに義務教育で英語を勉強することの意義は、実用性だけにあるわけではありません。母語とは異なる言語について学び、その言語を通じた世界の見かたを知ることや、その見かたを想像する力を育てることも、きわめて重要な英語学習の意義と言えます。
おわりに

こちら、佐藤先生の書かれたこと、このことに尽きます。英語そのものを学ぶことも大事ですが、英語を通じて、その先にある世界のこと、世界に住む多くの人のものの考え方を学ぶための基礎を作る、といったことになるのでしょう。
こんな人におすすめ
・MKキッズ(おおむね準2級程度) ・キッズと一緒に英語の物語を楽しみたい or 英語学習をやり直してみたいMKパパ・ママ
結論
・より深い理解と幅広い知識を得ることができる ・なんとなくではなく、正しい理解のもと読むことができるので、達成感を得ることができる ・正しい読み方が身につくので、次のORC読書につながる
もくじ

“The Last Leaf ” については、ご存知のMKパパ・ママもいらっしゃるかもしれませんね。その昔、中学校のある英語教科書で取り上げられていたように記憶しています。どんなお話だったかを知りたい方は、ぜひこちらも読んでみてください。
“Yuki-Onna”は、オリジナル(英語学習者用に書き換えられていない原書)ですから、結構難しいと感じられるかもしれません。
しかしながら、オリジナルにも挑戦してみたい!とお感じの方には、非常におすすめです。ストーリーもすでに頭に入っている作品は、オリジナルであっても比較的容易にチャレンジできますよ。
今回の名作『まだらの紐』
Sir Arthur Conan Doyle (retold by Clare West), Sherlock Holmes Short Stories. (Oxford Bookworms Library) Oxford University Press, 2008



さあ、みなさんお手元にあるタブレットでORC Bookwormsをタップ、 Sherlock Holmes Short Storiesを開いてみてください。
ホームズの名作『まだらの紐」が英語で読めるんですよ。
もちろん、解説本なしで読める方は読んでみてください。
もしかして、ORTで力をつけてきたMKキッズにとっては、それほど難しくないのかも?
これを知っていれば読みやすい!

英文はIという一人称(小学生のMKキッズをお持ちのパパ・ママは説明してあげてください。)で書かれています。これは、シャーロック・ホームズシリーズの特徴の一つです。
ホームズのバディ(?)であるワトソン博士が、ホームズと共に問題を解決し、そのプロセスを記録したものとして書かれているわけです。このようなことを事前に知っておくと、内容把握が容易になりますね。
学校英文法との比較も

シャーロック・ホームズシリーズが書かれたのは、1800年代後半です。ですから、現在私たちが学んでいる英語と比較すると、古風だと感じられる用法も見られるわけですね。イギリス英語ではこのように、1人称の平叙文で使われることもありますが、アメリカ英語ではほぼ使われません。
shallの原義は「義務がある」「負っている」です。
実はどちらかというと、「神様という大きな存在によって、そうするようになっている」といった意味合いを帯びている助動詞だったのです。
そして時を経て、shallが「(神によって導かれ)ることにより、話し手の強い意志をあらわすような意味」になったことも納得できますね。
背景知識でさらに楽しく!

イギリスは19世紀半ばには世界最大の工業国となり、次々と世界各国を植民地化しましたね。インドもその植民地の一つでした。
植民地では、その国を実効支配するために、多くのイギリス人が政府から派遣されました。また現地ではイギリスに有利な条件で、多くの商取引が行われていました。
このような時代背景のもと、事件の鍵を握るロイロット博士(医師)はかつて、インドで暮らしていたことがありました。このことも謎を解明していくための重要なポイントとなります。
コラムも秀逸

英和辞典は主に「文法事項」について調べると良いでしょう。日本語での文法解説も大事です。
英英辞典は「単語の意味」について調べるときに使ってください。
特に英語を英語で学んできたMKキッズにおすすめです。力がつくこと間違いなしです。
自分はオリジナルを読むときに「解説本」を併用して読んでいます。オリジナルだけではなかなか理解が難しい本もたくさんあるからです。先日『ハリー・ポッターと賢者の石』の解説本(ハリーポッターVol.1が英語で楽しく読める本・コスモピア様)をフル活用しながら、英英辞典も使って、やっと読み終えました・・・
実はハリーポッターシリーズ、英語圏では10歳〜12歳くらいの子供が読む本です。文法的にはそれほど難しくありませんが、単語に関しては敗北です。(魔法関係の言葉も多数登場、その他聞いたことも見たこともない動詞も多くありました。)
英語学習者として、恥ずかしながら、まだまだ力のない自分・・・MKキッズの皆さんになんとか追いつくことができるよう毎日精進しております・・・

今回ご紹介した書籍は岩波書店さんの「ジュニスタ」シリーズのものです。小中学生の皆さんが読んでさまざまな知識を得るのにとても役に立つシリーズです。こちらの書籍もMKキッズの皆さんにお勧めします。(実際にたくさん読みました。)
マジックキー ブログ 