中学受験を考えられる方も増えてきた昨今。教科として英語を使い、中学受験で合格をした生徒さんの体験談をご紹介します。
娘の中学受験(英語選択)の経験談を少しお話できればと思います。
もともと中学受験は考えていなかったのですが、6年生の9月に娘が受験したいと言い始めました。
これまで中学受験の準備をしてきていなかったので、4教科での受験はとても厳しい状況でした。ただ、6年の1学期に英検2級に合格していたので、可能性があるとすれば英語選択での受験でした。
本人のやる気を受けて、私も情報を集め、塾にも相談し、2か月という限られた時間でできる限りの準備をし、幸い希望校に合格をすることができました。これもひとえに小学2年生から地道にマジックキーで(前身のバリューキッズから)多読を続けてきた結果です。
一方、反省点があるとすれば、英語に加えて、国語・算数の勉強もしておけば良かったという点です。
英語選択受験では、国・算・英の3教科の試験形式をとる学校が多いように思いました。英語1教科のみではなく、3教科の試験選択も出来れば、学校の選択肢も増え、受験回数自体を増やすことができたはずです。

また、娘が受験した学校の過去8年分の問題をみた限り、ここ3年でリーディングの文章量は2倍になり、内容も年々難しくなっていきました。これは英語受験者のレベルがあがってきているからこそ、テストの難易度を上げざるを得ない状況なのかもしれません。
レベル感については英検2級で十分勝負できました。ただ、娘の感想としては、英検よりも語彙の難易度は低いけれど、早く正確な読解を求められるテストであった、とのことです。さらに英作文もあったため、ライティング力も必要でした。英語選択受験では、英語面談を課す学校もありますし、英語4技能(リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング)をバランスよく学習する必要があるように思います。
今回の経験談はほんの一例に過ぎませんが、これから英語受験を検討される方々の参考になれば幸いです。
