【MKブックレビュー】Matilda (Penguin Readers Level4)

クラッシックな読み物(readers)から最新の小説まで、レベル別にご提供くださっているPenguin Readersの中から、今回は多読素材としてしばしば取り上げられる”Matilda”をご紹介します。

筆者について

Roald Dahl (1916-1990) was born in Llandaff, South Wales, and went to Repton School in England. His parents were Norwegian, so holidays were spent in Norway. As he explains in Boy, he turned down the idea of university in favor of a job that would take him to"a wonderful faraway place. In 1933 he joined the Shell Company, which sent him to Mombasa in East Africa. When World War II began in 1939 he became a fighter pilot and in 1942 was made assistant air attaché in Washington, where he started to write short stories. (Amazonより)
べすとせ
"Charlie and the Chocolate Factory"『(邦題) チョコレート工場の秘密』の作者です。こちらは、映画をご覧になったことのあるパパ・ママもいらっしゃるのではないでしょうか。

最新!と言える作品ではありませんが、長年ベストセラーとなり、読み継がれている作品には、やはり理由があります。

あらすじ

小さな村に住む幼い少女マチルダは、文学と数学に対する天才的な頭脳を持っていた。しかし両親はそんな彼女を馬鹿扱いし、辛く当たるばかりだった。

マチルダは負けじと泣き寝入りすることなく、常に怒鳴り散らす父の帽子に接着剤を塗って取れなくしたり、友達のオウムを煙突に隠して幽霊や泥棒の真似をさせて驚かしたり、父の洗髪剤に細工をして髪を脱色するなどのいたずらを繰り返しながら、抑圧された日々の暮らしに耐え続けていた・・・

6歳になり、マチルダは小学校に遅れて入学する。しかし、そこは極端な子供嫌いで暴力を用いて子供たちを支配する鬼のような女校長ミス・トランチブルが牛耳る地獄のような場所であった・・・(Wikipediaより引用)

Mrs Wormwood wanted Matilda to disappear into another village or even into another country.

Wormwood夫妻(Matildaの両親)は、Matilda が他の街や他の国にでも行って、そして消えてほしいと思っていました。

Matilda (Penguin Readers Level4)
しょーこ
しょーこ

Chapter1の最初のページで登場するこの記述・・・Matildaが可哀想すぎて、もう言葉になりません・・・

“Daddy, she said on day. “Please can you buy me a book?”
「パパ、本1冊買ってくれない?」
“Why do you want a stupid book?”
「お前はなぜ本なんか欲しがるんだ」
“I want to read it, Daddy.”
「私、本を読みたいの、パパ。」
“We’ve got a TV, my girl! A beautiful big new TV!”
「テレビがあるだろ。キレイで大きくて新しいテレビが!」
“And now you’re asking for a book! You can’t have everything!”
「(テレビがあるのにさらに)本もほしいだと? なんでも買ってもらえると思うなよ。」

Matilda (Penguin Readers Level4)
しょーこ
しょーこ

パパは本を買うことにまったく理解がありません。ママはというと、ママはママで、昼間からBingoというゲームをするために、遠く離れた街に毎日のように行っていて、Matildaのことを気にかけてもいません・・・

読書をすることを楽しんでいるMKキッズといつも読書をサポートしてくれるMKママ・パパとは正反対ですよね・・・

食事のシーンも同様に、子どもを大事にする気持ちのかけらもありません・・・

レベル

しょーこ
しょーこ

CEFR A2 です。ですから、英検なら準2級合格程度の力があれば、十分楽しめるのではないかと思います。

もちろん、音声もダウンロードできます!(メールアドレスなど情報の入力が必要ですが・・・)

しょーこ
しょーこ

ただし、知らない単語も、イラストと共に説明されているので、超〜安心ですね。

説明されている語の他にもわからない単語はありますが、まずは気にしないで読んでみることが大事ね!(サクッと調べたい人は調べてもOKですよ!)

ストーリー展開がわかりやすいので、読んでいて飽きません。

オリジナル版も読んでみた!

楽しみ方

しょーこ
しょーこ

まあ、オリジナルの方はずいぶんと付箋がついていること!

この付箋は
①わからない単語・フレーズ
②会話で使えそうな表現
③Penguin Readers版と比較して読んでみたいところ

この3つの観点でつけています。(多すぎよね・・・)

実は、オリジナルの方を先に読んだので、ストーリ展開を追っていくのに少々時間はかかりましたね。

MKキッズの場合は、まずは今回おすすめのPenguin Readers版から読むことをおすすめします。というより、Penguin Readers版だけで十分楽しめるかも?ですよ。

これもおすすめ

https://amzn.to/4g4ubBU
しょーこ
しょーこ

こちらもう一つのおすすめは”The Twits” Matildaと同じRoald Dahlの作品です。こちらは短いながらもオリジナル(原書)です。この夏に読み終えました。こちらは、また改めて記事にしたいと思っています。

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