「3級に合格したら次は準2級を受けさせたい・・・でもなんだか急に難しくなるって聞いて心配です・・・」とお考えのパパ・ママはいらっしゃいませんか?・・・今回は、準2級writingでのemail問題について解説します。
結論

3級のemail問題は、届いたemailの質問に答えるだけでOKでしたが、準2級からは相手から繰り出される情報に共感(リアクション)し、さらにその話題について質問を2つ作り、正しい英語でかつ推奨される情報順にアウトプットすることが求められます。
標準的な考え方での書き方(VE英検添削サービス推奨)がおすすめ

こちら、みなさんご存知の準2級email問題(VE添削サービスより抜粋)です。〈例題〉の上部に次の記載があります。
Here is how to do it:

英語ライティングには、フォーマット(文章構造)のようなものがあり、そのフォーマットの順番で書くことが推奨されています。
それはなぜでしょう?
英語という言語は、多種多様な人々にとっての共通言語としての役割を果たしてきた歴史があります。つまり、日常生活はもちろんのこと、さまざまな場面(商取引・アカデミックな文脈などなど)で用いられ、「どのような属性の人間が読んでも情報の内容に齟齬が生まれないようにすることが必要だった」ということが理由の一つです。(もちろんその他の理由もあるでしょうが・・・)
ですから、英文法・文章構造という鎖をかけ、「必ずこのように読む(理解する)」ことを発信者にも受信者にも要求する言語(なんとなくこうだろう、こうかな??などという勝手な理解を許さない言語)であるといえます。
豆知識っぽいですけど、実際そうなのです。自分が「英文法・文章構造は非常に重要だ」と考えているのは、この理由によります。

「情報伝達」を意識して書く
まず最初に断っておきますが、何も君の情報が全く「ダメ」というわけではありません。ただ、少々不自然に響くということなのです・・・
ライティングのための英文法 萩野俊哉 著(大修館書店)
実は英文を作る上での大きな原則の一つに「旧情報から新情報へ」という順序があります。
つまり例えば、This is a pen とか We’ ll eat chicken.のような簡単な文を見てもわかるように、This とか Weという話者と聞き手の両方がお互いに了解しているもの(旧情報)から話を始めて、次にこれに新しい説明(新情報)を加えるという手順で英文を組み立てるのが普通なのです。

こちらの考え方、実はemailにおいてもまったく同じです。
このような小難しそうな原則を考えなくとも、手紙やemailを受け取ったときに「まずは相手が書いてくれた内容について尊重し、そのことについて簡単な感想・リアクションなどから書き始める」・・・これってとても丁寧な返信方法だと思いませんか?
Q&A(保護者様からのご質問)
I thinkは、2つの質問の後に記載するのが通常と理解しております。これまでもそのように添削されており、なぜ今回だけI thinkという自分の意見を文頭に置いているのか理解できずにおります。他のライティング対策本でもまずは2つの質問を記載、その後に自分の意見、理由を記載するように解説されています。(MK保護者A様からのご質問)

この度は、ご質問誠にありがとうございます。回答に当たりまして、ご提出いただきましたシートを確認させていただきましたことについて、ご了承の程お願いいたします。
なお、他参考書等でのemail問題の模範解答についても可能な限り確認をさせていただいております。

Do you like to go to the beach? Do you think beach is good places to relax? I think beach vacations are relaxing. I have two reasons. First of all, beach vacations are good to relax. Secondly, beach vacations are also fun and enjoyable. (44 words・受講生A様の解答)
タスクのチェックリストを拝見させていただきましたが、全ての評価項目でYESの評価です。本当に素晴らしいと思います!
I think beach vacations are relaxing. Do you like going to the beach? Do you think the beach is a good place to relax? I have two reasons. First of all, beach vacations are good for relaxing. Secondly, they are also fun and enjoyable. (44 words・講師からのsuggested answer)

講師からのsuggested answerを確認しました。確かにI think でスタートする「主張」の部分と、その主張をサポートする理由2つが離れているようです。
こちらは絶対的に誤りであるとはいえないものの、フォーマットに合致した、より伝わりやすい・誤解のない順番に書かれていなかったと思われます。誠に申し訳ありませんでした。
そこで、私どもVEが推奨するフォーマットを使って、A様の作文をより良いものにしていく考え方・プロセスを書いてみます。
届いたemailのトピックは下線のbeachであり、そのbeachについて話(情報)が展開されています。届いたemailを読んだ段階で、beachに関することは「旧情報」(お互いに了解している話題)になります。
ですから、返事を考えるときにbeachについてちょっとした感想・リアクションを最初に述べ、次にトピックに関する質問を2つ書く(次に来るであろう「新情報」への投げかけ)ことが、情報構造的に考えても一般的で、推奨されると思われます。
I think beach vacations are relaxing.That sounds interesting. Do you like going to the beach? Do you think the beach is a good place to relax?I have two reasons.I think beach vacations are relaxing. First of all, beach vacations are good for playing in the sand. Secondly, they are also funand enjoyable. (講師からのsuggested answerを修正したもの)

ですから、A様が提出してくださったemailをさらに相手に伝わりやすく、より丁寧なものにするなら、送られてきたemailの感想・リアクションを、冒頭に加筆すると良いと思います。
That sounds interesting. Do you liketo gogoing to the beach? Do you think the beach is good placesto relax? I think beach vacations are relaxing.I have two reasons.First of all, beach vacations are goodto relaxfor relaxing. Secondly, beach vacations are also funand enjoyable. (41 words/事務局加筆・修正後の受講生A様の解答)
1つ目の理由ですが、I think beach vacations are relaxing. という主張を支える理由としてbeach vacations are good to relaxを挙げていますが、こちらは内容に重なりがあるように感じます。できればより具体的なものをあげると良いですね。(…beach vacations are good for playing in the sand. など)
I have two reasons.も書いても構いませんが、ここでは消しました。(全体の文字数によって調整できる部分だと思います。)
また、fun and enjoyable は冗長に感じられますので、シンプルにどちらかの単語で良いでしょう。alsoも無くても良いと思います。(英語は『冗長さ・・・redundancy』を嫌う言語でもあります。)
また、指定word数については、必ず指定内(40-50words)に収めてください。逸脱した場合、減点あるいは採点不可(全評価項目0点)となることもあるようです。(こちらについての詳細な採点の基準や判断についても、公表されてはおりません。)
注意点
『英検過去問ひもとき講座』をみてみますと、上記私どもが推奨しますフォーマットではない書き方での「解答例」となっております。
具体的には、1がなく、3→4→2 の順番での解答となっています。
あくまで「解答例」であり、英検協会はこの「解答例」がどの程度の完成度のものかということを明らかにしておりません。(「模範解答」ではなく「解答例」であることがポイントです。)
英検1級・準1級などの上位級においても、協会が出す「解答例」のレベル・内容については諸処で疑念が生じ、ネット上でもさまざまな憶測が観測されます。
ということは、合格水準の書き方については、一定のフォーマットはあるものの、さまざまな内容・書き方がある程度「容認」されているといえそうです。
ですから、「解答例」として公にする、ということは、こちらの書き方でも合格は可能、ただし、協会がどのレベルでの「解答例」かを公表していない以上、「どのレベルのスコアになるかはわからないが、合格はできる解答例」という判断になるかと思います。
こちらの『ひもとき講座』ぜひご確認をお願いいたします。こちらはおそらく英検協会が直接横展開しているサービスではないかと思われます。登録商標マークもありませんし、過去問には著作権があり、英検協会以外公にすることができないという2つの理由からです。

emailを含む英作文は「正解はこれしかない」というわけではなく、フォーマットに則って書くことができていれば、合格圏内のスコアを得ることができると思います。
これから準2級を受検される、多くのMKキッズ・保護者様に大変有用な情報を発信することができました。今回はご質問、誠にありがとうございました。
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