【MKブックレビュー】英作文のためのやさしい英文法

英文法学習で「ひとつひとつ・・・」に取り組んでいるMKキッズの皆さん、よりシンプルに学習するならこちらもおすすめですよ。

著者について

佐藤誠司 (さとうせいし)先生

1956年広島県生まれ.東京大学文学部卒業.
広島県教育委員会事務局,私立中学・高校教諭などを経て,現在,佐藤教育研究所主宰.
著書『コロケーションで覚える! 英会話』『話すための英文のつくり方Drills』(以上,ユニコム),『暗記用英語構文500』(南雲堂),『〈対訳つき〉シャーロック・ホームズの冒険』(PHP文庫)など.(Amazonさまより抜粋)

あの有名な「SKYWARD 総合英語」(桐原書店)の著者の先生です!(総合英語系ではNo1との評判!)

特徴

しょーこ
しょーこ

「英作文・・・」を謳っていますが、英作文に限らず有用な書籍です。(英語参考書オタクの中の人が言うのだから、まちがいない!?)

MKキッズの場合、多読によって自然に英語の語順などが頭に入っていますから、比較的平易な英作文などのアウトプットについては問題なくできると思います。

問題はその次の段階・レベルに来たときです。

英検準2級からは「要約問題」が登場します。特に2級の問題では、単語の置き換えにとどまらず、構文の書き換え(*)などが求められます。そのためには、英文法を理解する必要があります。英文法を理解するためにはどうしたら良いのでしょうか?

まずは「英文法用語」を知っておく、これは大事なことです。用語が分からなければ、具体的な用例を参照することは難しいからです。

時や理由、条件を表す副詞節などを正確に書ける
節を「前置詞+動名詞句」の形などで言い換えられる

英検Onlineセミナー「池田周先生のライティング要約問題 特別講座 ~2級、準2級プラス合格のために~」
しょーこ
しょーこ

上記は英検®︎協会さま主催のセミナーで池田周(イケダチカ)先生がおっしゃっていたことです。具体的にどのようなことが期待されているか、わかりますか?

全50レッスン+練習問題=超短時間学習OK

しょーこ
しょーこ

子どもは短時間勝負!?だらだらやっていると飽きるし、どんどん嫌がりますね。1日10分って決めて、それ以上はやらないのが大事です。目標はもちろん「英文法で使うコトバを一緒に覚える」です。10分だけパパ・ママと一緒に集中する!って約束しましょう。

正しい文法用語を知ることができる

しょーこ
しょーこ

「主語」と「動詞」は実は正しいくくりではありません。正しくは「主語」と「述語動詞」です。(動詞」というのは『8品詞の一つ』の呼び方です。

学校文法では便宜的に「主語」と「動詞」のように教えていますが、英文の構造上、「主語」に対応する語は「述語」(英語では「述語動詞」)であるという概念を持つことが実は重要です。

おすすめの使い方

  • 1日1章だけを毎日継続する(たったの1ヶ月半で読了できる)
  • お子さまと10分間、一緒に音読する
  • 練習問題はやらなくてもよい
しょーこ
しょーこ

小学生の場合、一人で継続することは難しいかもしれません。パパ・ママと一緒なら、大丈夫。10分だけです。

音読とは、「日本語の説明も音読」を指します。英文に関しては、おそらくお子様の方がスラスラ読めると思います。英文の音読は、大人は無理する必要はありません。

練習問題をやると学習内容が整理されるとは思いますが、無理にやる必要はありません。気軽にお子様と一緒に楽しんで読むことが大事です!

佐藤誠司先生と皆さんお馴染み、安河内哲也先生共著のこちらもおすすめできます。(こちらの方が取り組みやすい、というお子さんもいるかも・・・)

①「ルール習得」を音読 ②「実践訓練」(MKキッズなら簡単?) ③「レベルUP」←これがすごく良い!!

形容詞と副詞のポイント、MKキッズのようなすでに流暢に英語を操るお子様が知っておくことにより、より正しく相手に伝わる英語をアウトプットすることができると思います。

「時制」について。こちらは英語が得意なパパ・ママでも知らない情報かもしれませんよ・・・

しょーこ
しょーこ

じつはまれに見る良書なんです。書店に並ぶ文法書、じつは玉石混交です。そんな中で、英文法の表面的なことばかりではなく、その「本質」まで初心者にわかるように説明してくださっていますね。その「本質」こそ、MKキッズを含む英語学習初心者にこそ学んでいただきたいと思います。英文法の見え方がまるで違います。ぜひどうぞ。