書店のNHKテキストコーナーにある、ラジオテキストの一つです。さて、どんな秘密があるのかな?
ESE( Enjoy Simple English)最新8月号です。毎月新しいものが出ますから、それも楽しみです。
著者
Daniel Stewart さん 開成学園常勤講師。カナダ出身。1993年より開成学園で教鞭をとる。海外進学アドバイザー、多読プログラムディレクターなどを経て、現在は英語による授業で数学、理科、社会などを教える。トロントとモントリオールで育ったのち、大学時代をブリティッシュ・コロンビアで過ごす。言語学修士。全国語学教育学会(JALT)における多読研究部会を設立。国際多読教育学会(ERF)理事。著書にBringing Extensive Reading into the Classroom(共著、オックスフォード大学出版局) (Amazon より引用)

ご存知でしたか?開成学園といえば、超〜優秀な生徒さんが入学される東京の中高一貫校ですよね。実はこの開成学園さん、長年このDaniel先生の作られたこの多読用コンテンツを使って、英語の授業をされていたんです。
この多読用コンテンツ、最初は学内だけで使用していたそうなのですが、あまりに楽しく、しかも高い学習効果もあるという噂が広まって、(ある方の目に留まったとのこと)ついにNHKラジオの番組にまでなってしまったとのことですよ。
こんな秘密兵器を持っていた開成学園さん、さすがです。
東京大学をはじめ、超名門大学に合格する生徒が多数なのも、よく分かりますね。(もちろん英語だけすごいというわけではないと思いますが・・・)
こんな人に
- 英検3級程度のキッズ(こんなの大体で良いのよ)
- パパ・ママ(いつも優しくキッズのレッスンを陰ながら?見守っているのでOK!)

英検3級程度、ってサラッと言いましたけど、キッズの場合、一般的には英検3級って相当レベル高いのですよ。
つまり、MKキッズの場合、対策なしで合格することも多いから、カンタンね!と思いがちってこと。でも違いますよ。小学生で3級くらいのレベルが身についているって、すごいことなんですよ。
結論
- 書店で手に取ってみて、「おもしろそう!」と感じたら買ってみてよし

差し当たって、書店に行った時に置いてある、その月のテキストを購入してみるのはいかがでしょうか。
CEFR A2-B1に設定されています。また、1話あたり500words程度に抑えられておりますから、脱落も少ないと思いますよ・・・レベルがあっていても、1章(1話)が長い、登場人物が多いなどの要素が重なると、脱落するリスクが高くなると思います。(体験上そう思います。)
ただ、とても内容の濃いコンテンツですが、「雑誌」のため、読んだ後にブックオフなどの古書店に持ち込んでも値段がつかない・買取してくれないことも多いのかも・・・という懸念はあります。
特徴
英文が短く読みやすい


自分が選択したのは、ESEシャーロックホームズのムック版ですが、leveled readers (ORCがこれ)や他社のgraded readersよりも平易で、非常に読みやすいと感じました。やはり、中高生向けの多読リーダーとしてスタートしたからなのでしょうか。ですからストーリー展開が早く、あっという間に読み終えてしまったという印象があります。
多読はとにかく「楽しく続ける」ことが何よりも大事!
少々わからなくたって、英語力が上がるにつれ、点と点がつながるかのようにある時「あの時わからなかったけど、これのことだった!」などと、目の前が明るくなることありませんか?(自分はこの年齢でも結構あるんですよ・・・)
これが「英語多読」の効果なのでは?と思います。

ORTにももちろん実装されていますが、確認のためのQ&Aがあります。ORTに比べて非常にシンプルな構成です。シンプルな方が良い、という人にはとても良いですね。
音声が臨場感たっぷり



再生速度は0.5-3倍速までありますね。3倍は流石に早すぎます。しかしながら、このコンテンツなら、意外と1.2倍くらいが適切な音読スピードかもしれません。0.8倍だと、単語と単語の繋ぎも聞くことができて、発音の改善にもつながりますよ。

自分は大好きなシャーロックホームズのストーリーをまとめたムック版からスタートしました。(Kindle版)自分はシャーロックホームズが好きなので、おそらく何度も読むはず!と考え、持ち運びやすいKindle版で購入しました。
ムック版も本当に色々な種類が提供されています。ネットで種類を見てから、ネットで買うのも良いですし、書店で注文しても良いですね。
ムック版なら読み終わった後に、ブックオフでも値段が付く可能性があるかも・・・

それぞれ1話ごとに新出単語についてイラストの解説?があります。こういうさりげないイラストでの配慮がウレシいですね。

いかがでしたか?
多読を勧めるからには、まずは自分から!ということで、毎日英語多読を楽しんでいるこのワタシ、MKキッズとキッズのパパ・ママに、英語多読のすごい世界、今後も色々な角度からご紹介していきたいと思います。(もうMKキッズは多読の楽しさ、知ってるよね・・・・)
どうぞお楽しみに!