この夏、多読中級者になった(?)しょーこが読み終えた本をご紹介するこの企画!1回目の今回はこの2冊ですよ。
Someday Angeline
作者について
Louis Sachar (ルイス・サッカー) the author of prize-winning and bestselling HOLES, as well as the 2006 hardback success SMALL STEPS. He lives in Austin, Texas, where he writes his wonderful novels for young readers. (Amazon)

気になるword数は27555words、世界的ベストセラー”Holes”の作者、ルイス・サッカーさんです。
今回の作品もお子様向けreaderなのですが、もちろん大人が読んでも楽しいのです。
あらすじ
8歳の天才少女アンジェリーンが、自分と異なる環境で育った友人たちと交流することで成長していく物語。 アンジェリーンはあまりの優秀さゆえにクラスに馴染めず、父親との関係にも悩んでいましたが、クラスメイトのグーンや理解ある先生との出会いを通して、学校生活を楽しめるようになります。 水族館や海岸の描写などにより、物語にグイグイと引き込まれてしまいますよ! もちろん、聡明なアンジェリーンとそんな娘を大事に育てる父親、この二人がメインキャラクター。彼はごみ収集の仕事をしているのですが・・・その父親のアンジェリーンに対する深い愛情に、心を打たれましたね。

レベル
ORTで多読を進めているMKキッズにとっては、ORT以外の本を読み始める時にぴったりの本だと言えます。
英検で言えば、準2級程度のレベルに達していれば、十分読めると思います。いつもお子様の多読を見守っているパパ・ママなら、とても簡単に感じるのでは??簡単な英語なのに、心にグッとくる内容がどんどん続きます。
ただし!! 単語は英検1級程度のレベルのものも登場しますよ。

「そのお手紙の代わりに」= in stead of

「ゲーリーはびっくりぎょうてんした。」

単語がわからなくとも、文脈で判断できるものがほとんどです。
また、いろいろなお魚の名前が登場するのですが、それもいちいち調べる必要はありません。水族館のお魚の名前について全部覚えている人、いませんよね?
お魚の名前が分からなくても、ストーリーを追っていくのには影響ありません。
私はBookoffで120円で購入しました。古本(美品!)ですが、汚れるのを気にせず読むことができるので、気楽です。(私は古本でも必ず透明のブックカバーをかけますが・・・)
君のお金は誰のため

話題沸騰!Amazonベストセラー総合1位!!なのですねー
(23/10/8-9,24/5/1-2)
「25万部」突破!
大人も子どもも知っておきたいお金の教養小説!ということで、小学校高学年なら自分で読めますし、もちろんパパ・ママも1日で読めます。
作者について
田内 学(タウチ マナブ)さん 金融教育家 1978年生まれ。東京大学工学部卒業。同大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。 2003年ゴールドマン・サックス証券株式会社入社。以後16年間、日本国債、円金利デリバティブ、長期為替などのトレーディングに従事。日本銀行による金利指標改革にも携わる。 2019年に退職してからは、佐渡島庸平氏のもとで修行し、執筆活動を始める。著書に『お金のむこうに人がいる』(ダイヤモンド社)、高校の社会科教科書『公共』(共著、教育図書)、『10才から知っておきたい 新しいお金のはなし』(監修、ナツメ社)などがある。『ドラゴン桜2』(講談社)、『インベスターZ 番外編「人生を変える!令和の投資教育」』(コルク)でも監修協力。 お金の向こう研究所代表。社会的金融教育家として、学生・社会人向けにお金についての講演なども行う。(AMAZONより)
あらすじ
主人公の優斗がお金にまつわる過大評価や幻想を払拭し、お金の本質と社会の仕組みを理解する物語。 ビジネス書のカテゴリーでありながら、小説風に仕立ててあり、物語を追っていくだけで、お金の本質を理解することができる!


いかがですか?難しい単語にはカナが振ってありますし、会話でのストーリですから、これなら小・中学生でも読めますね。

いわゆる「教訓的な」?本だと思われがちですが、ストーリーがなかなか面白いんですよ。
ストーリーの最後には「え?こういうことだったの?」という驚きの展開になります。ぜひ親子で読んでいただきたいと思います。(この「親子で」というのがポイントです!)

恥ずかしながら、長年自分はお金というものに対して、相当歪んだ考えを持っていました。「お金を持っている方が偉い」「お金こそすべて」「お金があったらなんでも解決できる」・・・
本当に恥ずかしいことだと思います。
自分、かなり貧しい家庭育ちですし、さらにこういう歪んだ価値観を持った親であったことも理由の一つかもしれません。(言い訳ですね・・・)
これは「学歴」についても同様かもしれないですね。
『お金の向こう側にいる人たちのこと』(本文より)をしっかりと考えられるような子どもに育てたいものです。
漫画版も近日中にリリースされます!これもお子さまにおすすめできます。