2025年6月に名古屋で開催した第6回発表会で、MK生徒様の保護者Nさんが素敵なご挨拶をしてくださいました!
ぜひ実際のご挨拶の様子も動画で見ていただければと思いますが、ブログでも内容をシェアしたいと思います。
1. 「レベルアップ」へのこだわりを捨てたら、読書が大好きになった
あえて「レベルダウン」してみる勇気
すでに英語が少し読める状態から学習をスタート。上達も早く、ORTレベル5の教材は2回目をスキップして、すぐにレベル6へ進級するほどでした。しかし、教材のフィクション(物語)の世界にどうも馴染めない様子でした。
私は当初、「レッスンを受けているんだから、レベルアップさせなければならない」という親の願望みたいなものが先走っていた気がします。しかし、面談で相談したことをきっかけに、その考えは大きく変わりました。
「無理に進めなくてもいいんだよ」というお言葉をいただき、一回「レベルアップ」へのこだわりを手放しました。すると、子供が自ら選んだのは、なんとレベル1や2の、ずっと簡単な本だったのです。
1日に5〜6冊もの簡単な本を次々と読破するようになり、「たくさんの本を読める」という喜びに目覚めたようでした。
「うちの子はもっと読めるのに!」という気持ちがあり、簡単なものばかり読んでいる子どもを見ているのは本当に辛かったですが、「こういうやり方もあるんだ、これでも良いんだ」という気付きになりました。
難しい一冊に苦しむより、簡単な本を大量に読むことで得られる自信と勢いが、本当の意欲を育む鍵になるのかもしれないと教えてくれました。
2. 最悪の出来事が、最高のコミュニケーションのきっかけに
「不満」や「愚痴」こそ、生きた英語のアウトプットになる
学習が軌道に乗り始めた頃、あるネガティブな出来事が起こります。初めて参加したクリスマス会のイベントで、ビンゴゲームに当たったにもかかわらず、司会の先生に見過ごされ、一言も発言できませんでした。
この出来事にすっかり腹を立てた娘は、「もう二度とグループレッスンには出たくない!」「大嫌いなクリスマス会!」と宣言するほどでした。
しかし、この最悪の体験が、最高の転機をもたらしました。直後の個人レッスンで、その悔しい気持ちを25分間まるまる使って、担当の先生に英語でぶちまけたのです。
つたないながらも自分の感情を必死に伝えた25分間。レッスンが終わると、「はあ、すっきりした。次のレッスン何しよう?」と晴れやかな顔に。この瞬間気づいたのです。「先生には、自分の本当の気持ちを話していいんだ」と。
それは、英語が物語を読むためのものではなく、自分の感情を伝え、問題を解決し、心を軽くするための強力なツールであると発見した、かけがえのないコミュニケーション体験となったのです。

3. 教材から離れてみたら、子供の「好き」が見つかった
答えはいつもカリキュラムの中にあるとは限らない
先生との信頼関係が深まっても、子供の「フィクション嫌い」は続いていました。物語ベースのカリキュラム(Kipperファミリーのお話 ORT)には、どうしても興味が持てずにいたのです。
そんな状況を打破するきっかけは、意外な場所にありました。大阪で開催された発表会に参加した時、他の生徒さんがノンフィクションの本を読んでいる姿を目にしたのです。
「こういう選択肢もあったんだ!」
この発見は、まさに目から鱗でした。すぐ次のレッスンからORTを離れ、自分の興味がある科学や芸術といった分野のノンフィクションの本を読むようになりました。レッスンが再び「自分ごと」として感じられるようになり、英語へのモチベーションを取り戻したのです。他の子の姿からヒントを得て、カリキュラムの外に目を向ける柔軟性が、子供の「好き」を見つける近道になることもあります。
4. 最後の一押しは、先生や教材ではなく「仲間」だった
親の迷いを断ち切る、コミュニティの力
学習を続ける中で、英検3級に合格できる実力がついているだろうと感じていました。しかし、「いや、3ヶ月後の日曜日空いてるかわかんないし…」といったごくささいな理由で、なかなか申し込みに踏み切れずにいました。親自身の小さな迷いが、次の一歩を妨げていたのです。
この最後の壁を壊してくれたのも、また「イベントでの出会い」でした。別の発表会で、他の保護者の方から「今すぐ申し込みなよ!」と力強く背中を押されたのです。
その一言が決め手となり、その場で申し込みを完了。結果、英検3級に合格することができました。先生や教材だけでなく、同じように子供の成長を願い、悩みながら伴走する保護者仲間(コミュニティ)の存在が、子供の可能性を最大限に引き出す最後の一押しになったのです。
まとめ(事務局より)
英語学習の道のりは、必ずしもまっすぐな一本道ではありません。Nさんのお話は、成長の過程では、時に立ち止まったり、回り道をしてみたりすることが、大きな飛躍につながることを教えてくれます。
大切なのは、お子さんの「楽しい」という気持ちに耳を傾けること、不満や愚痴さえも生きた学びに変えるコミュニケーション、そして親自身の迷いを支えてくれるコミュニティの力なのかもしれません。
※上記はAIに動画を要約してもらったものをベースに作成した文章です。実際のお話はもっとお気持ちが伝わるので、ぜひ映像をご覧くださいね!
マジックキーでは生徒さんの弱点やニーズに寄り添い、ある程度の枠組みの中でにはなりますがレッスンをアレンジすることができますので、お気軽にご相談ください。
【アレンジ例】
◆初級
・フォニックスやキクタンの2周目はskipする(講師のフィードバックを基に進め方のご提案はさせていただきます)
・同じ本の繰り返しではなく、2周目は新しい本に取り組む
・Hello songとGood bye songの有無を選べる
◆中級
・ORTのみの授業にする(単語や「ひとつひとつ」は取り組まない)
・同じ本の繰り返しではなく、2周目は新しい本に取り組む
・3級以上は教材も「ひとつひとつ」と「文単」から選べる(MKブログ:3級~準1級対策として’文単’を選べるようになりました!)
・準2以上は授業冒頭の取り組みも選べる(MKブログ:準2級以上の授業冒頭の取り組みが選べます)
・読む本を選べる(基本はORTレベル9まで読んだらRead and DiscoverかRead and Imagineを推奨していますが、他のシリーズを選ぶこともできます。)
