こんなご質問をいただきました。

ORCはかなり使っていますし読み聞かせもしているのですが、なかなか自力読みできるようになりません。どんなことをしたらいいですか?
こんなお悩み、あるでしょうか?
まずご自宅でしっかりとORCをご活用いただいているとのこと、素晴らしいですね!
読めるようになるのは読書量だけに比例するわけではないのと、本当に個人差があるので難しいですが、読み聞かせとは別軸で練習していくのが良いと思います。
以下3つのポイントを確認して下さい。
1、フォニックス
ひとつひとつのアルファベットの音を理解しているか。
単音(アルファベット1音1音)を理解している場合、それをくっつけて読んでみる練習や、母音の連続(ooウ・ウー / ouアウ / ewユーなど)や子音の連続(phフ / ck クなど)についても学習すると良いですね。
片仮名表記は推奨しませんが、わかりやすく伝えるためにあえて片仮名で書いてみます。
これができるか確認してみましょう。
d(ドゥ) o(オ)g(グ) ドッグ
c(ク)a(ア)t(トゥ) キャット
f(フ)oo(ウー)d(ドゥ)フード
s(ス)i(イ)ck(ク)スィック
2、サイトワード
見ただけで言える単語を確認する
このような単語を読めるか確認してみましょう。
the / of / and / a / you / one /
サイトワードを練習するのにオススメな動画はこちらです。
100個のサイトワードをリズムに乗って練習してみましょう。
3、音声記憶
音から頭に入れて、それに文字を当てはめていくイメージです。
これはORCでも練習できます。ORTレベル1は、同じフレーズが何度も繰り返されるのが特徴です。
例えばレベル1の1冊目に指定しているGo away, Floppyでは、「Go away, Floppy」のフレーズが何度も出てきます。
step2で音声を聞いた時点で「Go away, Floppy」のフレーズが耳に残り、文字を見なくても言えてしまう子がほとんどだと思います。
その後step3に取り組む際、文字に着目して指を使いながら声に出して読んでいきます。
覚えたフレーズを、指で文字をたどりながら読むのが「音を文字に当てはめる」ということになります。
これを繰り返していくうちに自然と単語やセンテンスを読めるようになる子もいます。
暗唱しているだけで実は読めていないのでは?と思われますが、これは’読める’の第一歩で良い傾向です。
指を使うことを意識して音読練習してみてくださいね!
まずはレベル1を音源無しで自力読みできるか確認してみて下さい。何が読めないのか(フォニックスが入っていないのかサイトワードが読めないのか)分析してみると良いでしょう。
繰り返しになりますが、読めるようになるまでの期間は本当に人それぞれです。
日本語もそうですよね!2,3歳でひらがなを読める子もいれば、小学校に入って読めるようになる子もいます。
スタート年齢や興味など、個人差が大きく影響することを頭の片隅に入れておいてください。
ちなみにスタッフの子でも、ORTレベル4までほぼリピートで進んだ方もいますので、焦らず進めて行きましょう。その子は結局レベル4の後もう一度、今度は自力読みでレベル1から繰り返し、今は中級講座で頑張っています。やることを淡々と進めていけば、必ず読めるようになりますので一緒に頑張りましょう!
<おまけの動画紹介>
フォニックスと言えばアルファブロックスの動画がオススメです。
他にも有名どころとしてLittle Foxも。